食物アレルギーを疑った時の受診について アレルギー体験談 くるみアレルギー

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2歳の息子がくるみを誤って食べてしまった時のおはなし

息子が2歳の頃。私がナッツの詰め合わせのお菓子を食べていて、用事を思い出したので、その場から少し離れました。その時、テーブルの上に置かれたナッツを誤って息子が食べてしまいました。私の完全な不注意です。

2歳の子がナッツを食べてしまうということは、とても危険なことなので、慌てました。

3歳くらいまでは、奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が不十分です。また、小さな子どもは気道(空気の通り道)が狭いため、ナッツが誤って気管に入った場合に窒息の危険性があるからです。

息子がナッツを食べてしまった時に、まず窒息しないかどうか心配でした。それと同時に、こんなところにナッツを置いてしまったことをとても反省しました。

幸い、息子は歯でかみ砕いて上手に飲み込めていました。

しかし、その後、5分もしないうちにみるみる息子の顔が赤くなり、皮膚を痒がりましたナッツに触れた手で皮膚を触ると、その部分も赤くなっていきます。その手で目を触っていたので、目の回りも赤くポツポツができていました。

もしかして、食物アレルギー!?

上の子たちには食物アレルギーはなかったので、初めての経験でした。

息子は、呼吸を苦しがったりなど、命にかかわるような症状はなかったので、不幸中の幸いでした。

皮膚の状態を写真で撮影して、すぐに、流水と石鹸で触った部分を洗い流しました。

夕方の出来事でしたので、病院はやっていませんでした。皮膚が赤くなり、痒みが出ましたが、それ以外の症状はなかったので、次の日に病院を受診することにしました。

病院受診の前にやっておいたこと

1.原因かもしれない食べ物を把握しておく

息子の場合は、ミックスナッツだったので、袋に入っていたくるみ、ピーナッツ、カシューナッツ、アーモンド、ラズベリーのどれかだと思い、把握しておきました。

パッケージの裏の材料名の記載されている袋をとっておき、持参して、医師に見せました。アレルギー検査時の項目選びの参考になります。

2.症状の写真や動画をとっておく

受診する時には、皮膚の発疹が消えている可能性があるので、皮膚の写真をとっておきました。

写真をとっておくと、直後の症状が確認できるため、診断する際に参考になります。

3.食べた時刻、症状が出た時刻、食べた量をメモしておく

例えば、

・18:30にゆで卵の白身の部分を一口食べた。18:35頃から顔に発疹が出始めた。

・19:00に牛乳をティースプーン一杯分くらい飲んだ。19:05頃から顔が赤くなり咳が出た。

などです。

病院を受診した時の様子

翌日、小児科を受診しました。もうすっかり発疹が消えていたので、直後に撮っておいた写真を医師に見せました何時頃、どんな食物を食べて、どのくらいの時間で症状が出たかを聞かれました。原材料名の記載されたパッケージを持参していたので、医師に見せました。

Dr.『まだ2歳で窒息などの危険があるので、ナッツをあげてはいけませんよ。』

母『すみません…目を離した隙に食べてしまっていました。』

Dr.『お子さんの手の届かない場所に置くを徹底するか、ナッツを買わない、家に入れないのが一番です。

Dr.『この年齢のお子さんだと、保護者の方がしっかり管理してナッツを与えなければいいので、アレルギー検査をしてもしなくてもどちらでもいいのですが、どうされますか?血液検査になります。』

母『検査をお願いしたいです。』

息子は、採血をしてもらいました。検査項目としては、くるみ、ピーナッツ、カシューナッツ、アーモンドを検査してくださいました。一週間後に検査結果が出るので来てくださいとのことでした。

1週間後に検査結果を聞きに病院へ行きました。

結果は、くるみアレルギーでした。

Dr.『家に持ち込まないを徹底して、食べてしまわないように注意してくださいね。』と再度説明されました。

特に、アレルギーの薬は処方されませんでした。除去を徹底していくことになりました。

くるみアレルギーは、大人になっても改善しないケースが多く、一生付き合っていかなくてはならないアレルギーだそうです。

くるみ入りの菓子パンなどを見かけた時に、『〇〇くんは、くるみのアレルギーがあるから、くるみを食べると苦しくなっちゃうんだ。だから、食べたらだめだよ。』と少しずつ教えるようにしています。

また、幼稚園入園時に先生にくるみアレルギーがあることを伝えたところ、食べてしまわないように配慮してくれることになりました。園でくるみ入りのものを提供することはまずないそうです。

保育園、小学校、中学校は、学校生活管理指導表の提出を求められますので、食物アレルギーが分かった時点で学校に連絡し書類をもらいましょう。アレルギー検査を実施した病院の医師に記入してもらい園や学校に提出しましょう。

まとめ

私の体験談をお話してきました。食物アレルギーの症状がある場合には原因の食物を避けることが必要です。しかし、食事は子どもの発育にとって重要ですので、最小限の除去にとどめる必要があります。心配のあまり食べられるはずの食物まで食べない、少しは食べられるのにまったく食べないということは避けなければなりません。

食物アレルギーの検査結果が陽性でも、食物アレルギーの症状が必ず起こるわけではありません。血液検査結果の数値などを参考に、医師と相談しながら除去食を決めていきましょう。

また、成長するにつれて食べられるようになる食品もあります。食物経口負荷試験という検査で、アレルギーが疑われる食物を実際に口にして反応を見る検査があります。小児科勤務時代に、卵、牛乳、小麦などの食物負荷試験の看護を行っていた経験があります。定期的に検査を行うことにより、食べられる量が増えていったお子さんをみることができましたし、やっぱり今回もアレルギー反応が出てしまった…というお子さんも目にしてきました。

食物アレルギーをもつお子さん自身も辛いですが、保護者の方にとっても、除去食のメニューを考えたり、常にパッケージの原材料を確認したりと、命に係わることですので、とても神経を使い大変なことです。

子どもがある程度理解できる年齢になったら、食物アレルギーのことを伝えていくのも子どもの命を守るための一つの方法です。

パッケージを見る癖をつける、食べる前に料理を確認してアレルギーの食材が入っていたら食べないを徹底する、もし食べてしまった時の対処法(内服薬やエピペンなどの指導)について話をしておく。などです。

病院では、エピペンの使用について指導してくれますので、親子で指導を受けることも大事です。

食物アレルギーのある子を持つ親としてはとても心配ですが、あまり神経質になりすぎず、アレルギーとうまく付き合っていけるといいです。

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